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PROMPTON / JOURNAL

AIにWebサイトモックを頼むときの、構成と確認の進め方

執筆:Prompton公開

目的・読者・ページ構成を整理し、1枚のHTMLモックをAIに依頼する方法。Promptonの入力例から、素材の渡し方、スマートフォン表示、修正依頼までを解説します。

Webサイトのモックは、完成前に「何を、どの順番で伝えるか」を確かめるための試作品です。色や写真の雰囲気に加えて、訪問者が内容を理解し、次の行動へ進めるかを見ます。AIへの依頼にも、この判断基準を先に入れておくと修正点を見つけやすくなります。

ここでは、架空のコーヒーワークショップ案内を例に、ブラウザーで開ける1ページを作る手順を紹介します。実在する催しの告知や制作実績ではありません。日程・会場・料金は未確定のまま扱い、構成と操作を確認するための例です。

図は情報の配置例です。

1. 見た目より先に、読者と到達点を書く

最初に決めるのは「誰が読み、何を理解し、次に何をするか」です。今回なら、コーヒーに興味がある初心者が体験内容を知り、開催情報を確認すること。「おしゃれなサイト」だけでは、写真を大きくするべきか、説明を厚くするべきか判断できません。

Promptonでは、やりたいことに1ページの案内モック、ゴールに開催情報への誘導、読み手に初心者と入力します。背景には、専門知識を前提にしないこと、日程などが未確定であることを記載。出力形式は「Webサイトモック」を選び、AIに渡す指示を組み立てます。

2. ページ構成は、読み手の疑問に沿って並べる

構成は、ページを開いた人の疑問に答える順番で考えます。今回の例なら「何の案内か」「何を体験するか」「どう進むか」「いつ、どこで参加できるか」の順です。各セクションの役割を一文で指定すると、似た説明の繰り返しを防ぎやすくなります。

主なボタンは「開催情報を見る」にそろえ、ページ内の開催情報へ移動させます。情報が未確定なのに「予約する」と書くと、操作後の期待が合いません。見出し・本文・ボタンの文言を固定したい場合は、そのまま使う文章として依頼に含めます。

  • 冒頭:何の体験かを短く伝え、開催情報への入口を置く。
  • 体験内容と当日の流れ:初心者が参加のイメージを持てるようにする。
  • 開催情報:日時・会場・料金の欄を置き、未確定の値は角括弧で残す。

3. HTMLモックの完成条件を決める

この段階の納品物は、HTML・CSS・必要なJavaScriptを含む1ファイルにします。基本表示に外部ライブラリや通信を必要としない条件を付ければ、受け取ったファイルを手元で開いて確認できます。画像を別ファイルで使う場合は、保存場所と相対パスも指定します。

モックで確認する操作は、ページ内リンクなど必要なものに絞ります。予約受付・決済・メール送信は別の実装範囲です。公開に進める際は、実情報への差し替え、送信処理、運用先での動作を別途確認します。画面が表示できたことだけで、本番の受付機能まで完成したとは扱いません。

4. 素材は、使用場所と扱い方を添えて渡す

Promptonは指示文を作るツールで、AIの実行や画像のアップロードは行いません。指示文をコピーした後、使用するAIへ写真やロゴを直接添付します。「この写真を冒頭に使う」「ロゴの色は変えない」のように、ファイル名と用途を対応させましょう。

使用予定の写真がまだない場合は、受け取りを待つのか、写真なしで組むのかを決めます。今回の入力例は素材を使わず、文字とCSSで構成します。画像を使う際は、W3C WAIの整理に沿って、情報を伝える画像には説明を、純粋な装飾画像には空の代替テキストを指定します。

5. 幅を変え、キーボードでも確認する

生成されたHTMLは、自分のブラウザーで開いて確認します。幅390pxと1280pxなどを観察の起点にし、その間も連続して縮めます。MDNが説明するように、レイアウトの切り替え位置は内容が窮屈になる幅から考えます。指定した2つの幅だけで問題がなくても、途中で見出しやボタンが重なることがあります。

W3C WAIの初期チェックを参考に、Tabキーで操作対象へ移動できるか、現在位置が見えるか、文字を拡大しても読めるかを確認します。文字と背景のコントラストも確認対象です。これらは最初の点検であり、アクセシビリティ全体の適合を保証するものではありません。

6. 修正依頼は、場所・症状・期待する状態をセットにする

「もう少し見やすく」ではなく、「幅390pxで冒頭の見出しが4行になり、ボタンが画面外へ出る。文言を保ち、余白と文字サイズで調整してほしい」と伝えます。画面幅、対象箇所、症状、変えたくない条件があれば、次の案を比較する基準が明確になります。

一度の修正では、情報の順番、文字の読みやすさ、ボタンの操作といった論点を絞ります。AIには変更内容と確認手順を添え、実行した検証と未実施の項目を分けて報告するよう依頼します。以下の入力例は編集できる出発点です。実際の読者・原稿・実行環境に置き換えてから、指示文を生成してください。

TRY IT WITH PROMPTON

Promptonで指示文を組み立てる

以下は記事の考え方を使った入力例です。名前や目的、素材の条件を自分の案件に合わせて書き換えてください。

読み手・相手
専門知識のないコーヒー初心者。スマートフォンから内容を読み、参加を検討する人。
達成したい目的
コーヒーに興味がある初心者が体験内容を理解し、ページ内の開催情報まで迷わず進めること。主な導線は「開催情報を見る」に統一してください。
お願いしたいこと
コーヒーワークショップの案内を、ブラウザーで確認できる1ページのWebサイトモックとして作成してください。冒頭、体験内容、当日の流れ、開催情報の順に構成してください。
背景・参考情報
掲載する見出し:コーヒーを、淹れるところから楽しもう。体験内容の案:道具の紹介、淹れる手順の説明、実際に淹れる体験。開催日時・会場・参加費・定員は未確定。写真やロゴなどの素材はなし。
守ってほしい条件
背景にある見出しをそのまま使用してください。未確定の開催情報は[開催日時]・[会場]・[参加費]・[定員]のまま表示してください。写真やロゴを使わず、文字とCSSで構成してください。白に近い背景と濃い文字を基本に、余白を取り、説明を短い段落にしてください。「開催情報を見る」は開催情報セクションへのページ内リンクとして動作させてください。幅390pxと1280pxおよびその間の幅で、はみ出しや重なりを確認する手順を示してください。見出しの順序、キーボード操作、フォーカス表示、文字拡大、コントラストも点検対象にしてください。コードと確認手順を提示し、実行済みの検証結果と未実施の項目を明確に分けてください。
避けてほしいこと
未確定の日時・住所・料金・定員、口コミ、実績を創作しないでください。予約受付・決済・メール送信の機能は追加しないでください。動かないボタン、外部画像、外部ライブラリ、追跡用スクリプトは追加しないでください。

Promptonが作るのは指示文です。コピーした指示文を制作に使うAIへ貼り付けてください。写真・ロゴなどの素材も、そのAIに別途添付します。

この入力例をPromptonで編集する 空の入力から作る

完成前のチェック

  • 読者と、読後に取ってほしい行動が一つずつ決まっている。
  • 見出しとセクションの順番に、それぞれ役割がある。
  • 日時・料金・会場など未確定の情報を創作していない。
  • 素材の有無、添付先、表示場所が明確になっている。
  • 狭い幅から広い幅まで表示と操作を確かめる。
  • キーボード操作・拡大表示・文字の読みやすさを点検する。
  • 実施した確認、未確認事項、本番に必要な実装を区別する。

参考資料